有機フッ素化合物(PFAS)*は、私達の生活を便利にするさまざまなシーンで活用されています。ところが、有機フッ素化合物はひとたびヒトや動物の体内に摂取されると、排泄しにくく、健康を害することも近年わかりはじめています。
「私達の水の安全を脅かす有機フッ素化合物に、どのような対策をとればいいか」、そんなお悩みを抱えていませんか。クラレが長年培ってきた活性炭およびその周辺技術で、貴社の課題を解決へと導きます。
*「有機フッ素化合物(PFAS)」とは、炭素ーフッ素結合をもつ有機物の総称です。炭素鎖長、官能基が異なる化合物群であり、PFOA(Perfluoro Octanoic Acid、ピーフォア)、PFOS(Perfluoro Octanoic Sulfonic acid、ピーフォス)はその一種です。
有機フッ素化合物処理の先進国である米国では、令和5年3月14日に米国環境保護庁( US EPA )より、飲み水に含まれるPFOS、PFOAの濃度を共に 4 ng/L 以下とする基準値の案が公表されました。( Per- and Polyfluoroalkyl Substances (PFAS) | US EPA )
日本においては、令和2年4月1日に「水質管理目標設定項目」として位置づけられ、暫定目標値はPFOS及びPFOAの量の和として 50 ng/L 以下となっています。また、PFHxSは、PFOS及びPFOAと同様の性質を持ち、その代替品として使用されていますが、日本では令和3年4月1日に「要検討項目」として位置づけられました。これらの新たな規制の対策を、クラレがサポートします。
米国ではすでに20年以上もの間、約50以上の水処理施設で、有機フッ素化合物対策として活性炭を導入しています。たとえば、デラウェア州の水処理施設の出口濃度は、2018年、米国環境保護庁(USEPA)の飲料水健康勧告値である70ng/Lを超えていました。わたしたちクラレグループのカルゴンカーボン社(米国)では、2週間という短期間で、その基準をクリアするソリューションを提供しました。これらのノウハウを基に、国内での浄水処理や排水処理でもクラレの活性炭は採用されています。
クラレは、長年培った経験を活かし、お困りのケースに対応します。
現行の水処理設備に、活性炭吸着工程をプラスすることにより、有機化合物の処理ができます。
活性炭は、おがくず、ヤシ殻、石炭などを原料としています。原料によって性能も異なりますので、活性炭の選択については、経験豊富なスタッフがサポートいたします。
クラレとなら、将来を見据えた環境対策を安心して計画することが可能です。
活性炭および周辺技術に詳しいスタッフが対応いたします。
無料サンプルも手配可能です。まずはこちらからお問い合わせください。