現在お使いの液体窒素やボンベガスから
コストダウンできる可能性があります

  • 稼働時間にもよりますが、液体窒素やボンベガス単価と比べて、80%以上のコストダウンにつながる可能性があります。
  • 窒素純度が低くなると装置サイズが小さくなるので、ガス単価も安くなります。(表2参照)    

(表1)各供給形態 参考ガス単価

供給形態 参考ガス単価(円/N㎥)※1
ガスボンベ 300 ~ 650
液体窒素(タンク供給) 90 ~ 200
液体窒素(ローリー供給) 40 ~ 90

 

(表2)〈クラセップ®〉 参考ガス単価

窒素純度(%) 発生量(N㎥/hr) 原単位(kW/N㎥) 参考ガス単価(円/N㎥)※1
99.99 30 0.80 32
99.9 30 0.54 23
99 30 0.42 19

  ※1 使用量、地域により金額にばらつきあり(2025年3月時点 情報)

小型から大型まで幅広いラインアップ

  • さまざまな窒素純度・流量への対応が可能です。
  • 屋外仕様等のオプション対応も承っています。
  • ご要望に合った装置サイズ(※2)を、お選びいただけます。

   ※2 サイズ表はお問い合わせより「資料を希望」を選び、お取り寄せください。 

発生可能な窒素純度・流量

面倒な届出や複雑な操作は不要!

1. スイッチのON/OFFのみで、窒素ガスの供給/停止が可能

2. 高圧ガス保安法の適用外で、面倒な届出は不要

1.0MPa(約10気圧)以上で高圧ガスに指定され、使用にあたって、都道府県への届出や保安管理者の設置が必要となります。クラレのPSA式窒素ガス発生装置〈クラセップ®〉は1.0MPa未満で稼働させるため、高圧ガス保安法の適用外となり、届出は不要です。

 

3. ボンベ交換などの手間、ガス切れの心配がなくなります

クラレのPSA式窒素ガス発生装置〈クラセップ®〉を、お客様の敷地内に設置することで窒素を自家発生できます。また、ボンベ交換の手間を省くことができ、ガスを輸送できないような状況になっても、ガス切れの心配がありません。

 


窒素ガス発生のしくみ

分子ふるい炭(CMS;Carbon Molecular Sieves)という、特殊な吸着剤によって、窒素と酸素を分離しています。分子ふるい炭は、表面に無数の小さな穴が開いており、細孔コントロール技術により、窒素(4.3 × 3.0Å)と酸素(3.9 × 2.8Å)の分子の大きさによる、吸着速度の差を利用して分離をしています。

分子ふるい炭は2槽の吸着槽に充填されています。空気圧縮機で圧縮された空気を、1槽の吸着槽に送り、そこで酸素や炭酸ガスなどを吸着します。その間、他の1槽では、吸着した酸素や炭酸ガスを大気圧に開放し脱着します。この操作を交互に繰り返すことによって、連続的に窒素ガスを発生することが可能になります。

こんなところで使われています

「基板実装」、「食品包装封入」、「レーザー加工機用アシストガス」、「防爆」、「金属熱処理炉」のほかにも、「青果物CA貯蔵」、「船舶パージ」、「樹脂成型時の酸化防止」など様々な用途で実績があります。

クラレのPSA式窒素ガス発生装置〈クラセップ®〉が選ばれる5つの理由

1. 吸着剤から装置まで一貫製造

  • 吸着剤から装置まで製造しているメーカーは、クラレを含め、世界でも数社しかありません。吸着剤と装置のどちらにも精通しているため、貴社の要望に合った商品を提案いたします。

2. 業界No.1の実績

  • 窒素ガス発生装置メーカーとして約40年の歴史があり、納入実績は4,000台以上!海外販売実績も300台以上!(中国、台湾、東南アジア等)

3. 自社製活性炭を使用した前処理システムを採用

  • 吸着剤が劣化してしまうと、装置の性能も大幅に悪化します。クラレのPSA式窒素ガス発生装置〈クラセップ®〉は、活性炭メーカーの強みを活かした前処理システムにより、原料空気中のガス状オイルなどから吸着剤を保護しています。

4. 余裕をもった設計温度

  • 吸着剤は20℃で最も性能が良く、高温になると性能が悪くなるという、特徴があります。クラレのPSA式窒素ガス発生装置〈クラセップ®〉は設計温度を30℃に設定しており、窒素純度不良が起こりやすい夏場でも、安定した性能を発揮できます。

5. 充実のサービス拠点

  • 国内8ヶ所にサービス拠点があり全国をカバー。万全なメンテナンス体制を敷いており、設置後も安心してお使いいただけます。

窒素ガスのコストダウン検討は、クラレへご相談ください

電力単価、使用時間などをご記入頂ければ、ガスコスト計算も承ります。

こちらからお問い合わせください。